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イベント海域における編成の組み方

イベント海域における編成の組み方、というか編成組みにおける考え方について。

海域ゲージの仕様については割愛しますが、ゲージ削り段階とゲージ破壊可能段階で考え方が異なります。

 ゲージ削り段階

 まずゲージ削り段階では旗艦を撃沈する必要はありません。そのためボス到達率を上げ、安定して一定以上の火力をボス艦隊に叩き込むことを第一に考えます。道中を安定させる方法は色々と考えられますが、頻繁に用いられるのは以下の5つです。

  1. 開幕雷撃
  2. 対潜先制爆雷攻撃 (先制対潜)
  3. 基地航空隊
  4. 対空カットイン
  5. 司令部施設

      1.開幕雷撃

 重雷装巡洋艦、すなわち雷巡は甲標的を装備させることで砲撃戦の前に雷撃を行うことができます。阿武隈改二、由良改二も甲標的を装備させることで同じことができます。*1
 開幕雷撃の有用性については割愛しますが、開幕雷撃を行う艦を増やすことで道中の安定性は向上します。ただ雷巡は強すぎるため、イベント海域では一定以上の雷巡を艦隊に含むとボスにたどり着けなかったり、回り道をさせられてしまうことが多くなっています。
 また阿武隈改二と由良改二は軽巡洋艦でありながら開幕雷撃が行える貴重な艦です。二隻のうち、開幕雷撃という目的では阿武隈改二のほうがよく使われます。由良改二の大きな特徴は水上戦闘機を搭載できることで、開幕雷撃は阿武隈改二よりも弱いためです。
 

      2.対潜先制爆雷攻撃 (先制対潜)

 イベント海域では道中で潜水艦隊との戦闘が行われることが非常に多いです。単横陣の雷撃はそこまで痛くないのですが、梯形陣は痛い一撃をもらってしまうことが多々あります。そんなとき対潜先制爆雷攻撃を行い、敵潜水艦の数を減らしたり、損傷を与え魚雷の威力を弱めておくことは道中安定に繋がります。また先制対潜によって手数が増えるため必然的に雷撃戦での被害軽減にも繋がります。先制対潜の条件やオススメ艦などは割愛します。
 

      3.基地航空隊

 基地航空隊は強力な手段です。陸戦や艦戦をぶつければ敵の制空値を下げられますし、陸攻や艦攻をぶつければ先制して敵に攻撃ができます。また陸攻は一部の敵艦に対して特別強力な攻撃を叩き込めます。東海など対潜値の高い機体をぶつければ敵潜水艦に対して対潜攻撃もできます。このように基地航空隊は制空補助、先制砲撃、先制対潜といった役割を持つことができます。そんな基地航空隊を道中マスに投げればそのマスの安定性を向上させることができます。具体的には空襲戦マスに陸戦艦戦を投げることで空襲の被害を減らす、潜水艦マスに東海隊を投げることで先制対潜艦を減らしながら安定して潜水マスを乗り切る、などです。もちろん火力ソースとして道中のマスに基地航空隊を投げてもいいですが、そちらはまず支援艦隊で解決できないか考えてから採用しましょう。
 

      4.対空カットイン

 航空戦における被害は無視できず、航空戦は最初に行われる攻撃のため、こちらが先制して攻撃することで予防することは難しいです。*2そこで対空要素を多く採用することで航空戦の被害を軽減できます。最も手軽なのが対空カットインです。駆逐艦なら秋月型重巡洋艦なら摩耶改二がよく用いられます。駆逐艦なら10cm高角砲+高射装置*3二つと対空電探による対空カットインがテッパンです。秋月型が使用できなくても駆逐艦に汎用カットインセットを持たせておけば一定の被害軽減効果があります。
 

      5.司令部施設

 連合艦隊または遊撃部隊のときにのみ司令部施設を使用することができます。道中で大破した艦娘を撤退させることができ、ボスマス到達率がグンと上昇します。

 

ゲージ破壊段階

 次はゲージ破壊可能段階での編成についてです。海域ゲージを破壊してクリアするには、ボス(旗艦)を撃沈させることが必要です。すなわちゲージ破壊時の編成は「どうやってボスを撃沈させるか」からスタートします。
 基本的には夜戦までもつれ込むでしょうから、夜戦火力の高い艦娘をフィニッシャーに据えます。削り段階では連撃仕様の装備をしていたと思いますが、火力が高いのはカットインなため、カットイン装備にします。しかし連撃と違いカットインは発動しないこともありますので、フィニッシャーが1隻のみというのは心細いです。また最終海域の甲作戦のように装甲値が高く耐久値も高い艦がボスだと1回の魚雷カットインだけでは撃沈できない可能性があります。ゆえにフィニッシャーを2隻、3隻……と増やすと道中安定に割く要員が減る、といった具合に道中の安定性を減らしてフィニッシャーを入れるという組み方が一般的だと思います。
 道中の安定性を増せばボス戦での火力が足りなくなり、ボス戦の火力を重視すればするほど道中の安定性を増すための要員が減っていく、この2つのバランスをうまくとらなければなりません。こればかりは攻略中の海域、選択した難易度、各鎮守府の資材・装備・練度などの状況によって最適解が異なるため、他の人の編成を参考にしながら各々が答えを探すしかありません。
 さて道中を安定させる要員について、ゲージ破壊編成という視点からコメントします。
 

1.開幕雷撃

 基本的にはそのまま採用します。ただ阿武隈改二の連撃はフィニッシャーとしては弱いため耐久削り要員にするか、魚雷カットインにするか、神通改二など他の効果力な軽巡を採用することもありえます。また北上改二は魚雷カットインによるフィニッシャーになりうるため、連撃ではなくカットイン装備で採用されることはよくあります。大井改二は運の値からカットインには北上改二よりは不向きで、木曾改二は雷装値がハイパーズ*4より低いため夜戦火力はこれら2隻よりも低いため、枠が余らないと採用されづらいです。しかしながら雷巡は連撃でも普通に強いため、甲作戦の戦艦水鬼改-壊*5のように敵艦隊旗艦の装甲が非常に高いとき以外は外されることはあまりありません。
 

2.対潜先制爆雷攻撃

 基本的にはフィニッシャーや対空カットイン、開幕雷撃など他の要素を優先して採用し、余った枠に入れることになります。理由としては先制対潜要員は先制対潜以外の役割が「ボスに割合ダメージを与える」くらいしか持てないからです。ただ潜水艦マスで大破撤退を繰り返しているのなら一考の余地はあります。

 また今は東海など対潜値が高い機体を採用することで基地航空隊による先制対潜ができるようになりました。東海隊が編成できる提督は基地航空隊を1部隊振り分けることも考えに入れておきましょう。

 

3.基地航空隊

 基本的にすべての部隊をボスマスに集中させます。ボス艦隊旗艦撃沈のために、少しでも随伴艦を減らしておきたいからです。ただ上でも書いたように、自らの艦隊状況と照らし合わせて厳しい道中マスがある場合、そこに振り分けることもあります。

 

4.対空カットイン

 基本的にはそのまま採用します。しかしフィニッシャーが足りない場合、対空カットイン要員を減らすことも考えられます。また秋月型は夜戦火力がそこまで高いわけではないので、夕立改二などの高火力の駆逐艦に汎用カットイン装備を持たせることも考えられます。

 

5.司令部施設

 採用しないことが多いです。理由としては、

  • 第一艦隊旗艦(または旗艦)の装備スロットを1つ埋めるため、その分ボス艦隊との艦隊戦での戦力が下がる
  • 撤退をすると艦隊から2隻(遊撃部隊では1隻)居なくなり、その分ボス戦での戦力が低下する

といった点が挙げられます。

 

試行する

 道中安定要員は採用しなくなるよ、とここまで書いてきましたが、ボスにたどり着かないと「この編成で倒せそうかどうか」は分かり辛いと思います。まずはボスにたどり着き、戦闘を見てから道中安定要員を減らしていく、というのでも良いと思います。ただボスまで到達してボロ負けを繰り返すよりも道中で撤退したほうが消費資材は少なくすみます。これも艦隊のコンディション値(キラキラ)とか提督自身のコンディション値とか考えると一概どちらが良いとは言えませんが。

 

結論

 勝てば官軍

*1:水上機母艦甲標的を装備することで開幕雷撃を行えますが、現実的な案ではないのでここでは割愛します。また潜水艦、潜水空母も開幕雷撃を行えますが、潜水艦入りの編成は特殊な編成になるため今回は割愛します。

*2:噴式機を装備したり基地航空隊を投げたりすれば航空戦の前にこちらが攻撃できます。それでも航空戦の被害をこれら2つでゼロにすることは難しいことが多い

*3:いわゆる秋月砲

*4:北上改二、大井改二のこと

*5:18冬、捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(後篇)のE7第一ゲージボス